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第102回 京都路地裏探検隊 報告 2024年10月13日 京都路地裏探検隊隊長 松林まゆみ


令和6年10月13日日曜日午後1時、JR二条駅前にいつもの

メンバーが集合しました。よく晴れた最高の路地裏日和です。

今回のテーマは「夷川通を東に歩く」です。さっそく千本通りを東に渡ります。

夷川通の西の起点は堀川通なので、そこに行きつくまでに二条城の西側付近をうろうろしてみます。そもそもこの千本通と二条城の間のあたりは二条駅、二条中学などと二条通にちなんだ名前が

ついているのですが、肝心の二条通がどこかへいった謎のスポットです。こじんまりした住宅街で路地も多い。出世稲荷神社、というのが以前ありましたが今はマンションになっている。

山本さんとは集合場所で別れ国際交流展へ、僕達も後で行く。

調べたらわかりました、江戸時代ごろ二条城の周りは武家屋敷、特に西側は与力や同心の屋敷でした。それが明治以降になくなって更地になったので、学校を造ったと。二条駅のある千本通西側は、道路すらない空き地でしたので鉄道を敷いたと。出世稲荷神社は、豊臣秀吉の出世にあやかってこの地にあったと。

駅前で便利がいいので地価が上がり、売却してマンションになったと。現在は大原に移転しているそうです。

今回のテーマに行き着くまえにひとつ物語ができてしまいましたが、改めて二条城北側を歩き、堀川通を渡り夷川通へ。碁盤の目の田の字地区に入りますので、町並みはぐっと落ち着きいわゆる京都らしくなります。

「夷川餃子」の店、古い商家をリノベーションした高級寿司店、刺繡店、畳屋、蕎麦屋、町家風ギャラリー。

烏丸通を東に渡りますといよいよ「家具屋さん通り」になります。家具屋は昔に比べるとだいぶ減りましたが、

残ってはいます。あの川上力三先生のご実家である家具店もちゃんとありました。

実はこの日、岡崎の京都市美術館別館にて国際交流総合展が最終日なので

最終そこへ行きたいと思っていたのですが、見るものが多くなかなか進み

ません。やっと寺町通、あああ一保堂があるじゃありませんか、やっぱり

寄るよね。

河原町通を渡りますと、懐かしの元銅駝美工の校舎が。銅陀美工って

夷川通やったんや、知りませんでした。地図上では鴨川の東にも少し夷川

通は存在するようですが、ここで時間切れ、早くしないと展覧会に間に

合いません。出品者である山本新太郎さんも待ってはります。急げ急げと

ハローウインのウインドー

二条大橋を渡り、京都市美術館別館まで歩き通しました。会場では、京都

アートカウンシル会員の方が多く出品

されており、搬出のために皆さん集まって

おられました。賑々しくはんなりした

雰囲気の中、路地裏探検もゴールとし

ました。ほんとに皆さんお疲れ様でした。

京都路地裏探検隊隊長 松林まゆみ

手ののれん

夷川通を歩く。ずいぶんさびれた夷川通。

次回(第104回)路地裏探検隊 2024年12月22日(日)午後1時

烏丸丸太町交差点集合。(マクドナルド前) 上長者町通周辺を歩きます。詳細・コースは「もちろん」未定。

第105回京都路地裏探険隊は2025年1月26日(日)の予定です。 集合場所は未定です。

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