今月は代表挨拶文に代えて幹事長からご挨拶申し上げます。
会員の皆さまにおかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
京都アートカウンシル代表の貴志カスケさんは、現在も抗がん剤のさまざまな副作用と闘っ ておられます。相当しん どいと慮るのですが、そのような中でも「芸術・文化の郷構想」のことや、京都高瀬川彫刻展のこと、そして 11 月に 久しぶりに京都で開催予定の日韓交流展のことなどについて頭を動かし、何につけ頼りない私に発破をかけてもおられ ます。
京の路地裏スケッチ 展が 10 月に開催されますが、そちらは星野高志郎さんや中田ゆきみさんが活動してくださっ ているので安心して任せておられるようです。
幹事会もこの間、頑張ってまいりました。先月は立誠地区の高瀬川夏まつりに今年も協力して、灯ろう流しなどの行 事を盛り上げました。たくさんの会員さんがご協力くださいましたが、中 でも、草野文彦さんや山本新太郎さんは暑い 中を何日も、朝から夜まで汗を流しながらご協力 くださいました。厚くお礼申し上げます。
また、京都高瀬川彫刻展実 行委員会は先月正式に立 ち上がりました。彫刻家で会員の岩重圭子さん、ノブコ・ウエダさんをはじめ約 10 名の方々 と共に、幹事も運営に動いています。微力ではありますが、幹事会は最善を尽くそうと頑張っ ています。至らない点も 多々あるかと思いますが、どうぞご容赦ください。そして、どうぞ助 けてください。一緒に京都アートカウンシルの活 動を盛り上げてくださいますと幸いです。
その京都アートカウンシルの活動内容についてですが、実は私個人としてのモチベーション が、【会員の皆さんと、もっ と活動を頑張りたいという思い】と、【そこまで気力が湧かない感じ】の間で揺れています。なぜなら、その理由の一つ に、会員の皆さんが京都アートカウンシルの 活動として求めていることがよくわからないということがあるからです。 私はこの「KYOTO ART COUNCIL」は、英語の Counci(l カウンシル=協議会)の意味の通り、本来アートについての様々 なテーマを共に語り合う組織であると同時に、例えば【芸術・文化 の郷構想】のように、市民の芸術的・文化的な生活 がより豊かになるよう新しいアイデアを市民や行政に提起したり、あるいは行政に対して芸術・文化行政への認識が足 りていないと思う 場合は、その内容を問題提起したり、その時々のさまざまな事案に対応していくことを大事な 使命 だとしている組織だと認識しているのですが、現在、「Council」の部分が一番弱いような 気がしています。「Council(協 議)」を重ねて、展覧会活動や様々なワークショップ、対外的な交流の場づくりなどを頑張っていきたいのですが、そう いうことを会員の皆さまに喜んでもらっているのかどうなのか、ニーズがあるのか無いのか、よくわからなくて悩んで います。私としては、他にないユイイツムニな【アートについての総合的な話し合い・動く現場】として京都アートカ ウンシルが発展していくといいなと思っています。それは、作家のためだけでなく、【芸術・文化の郷構想】にも提言し ている通り、全ての市民の生き生きした生活のエネルギーになると 信じているからです。時には熱すぎるかもしれない、 忖度なしの率直な Council が出来る場でありたいと念願しています。皆さまの率直なご意見をお聞かせいただけるとあ りがたいです。
さて、去る8月 28 日、【芸術・文化の郷構想】についての陳情書を京都市議会に提出し、記者会見を開きました。陳 情書を提出するより以前に、京都市長ならびに京都市の担当部局にも【芸術・文化の郷構想】をお読み頂くよう提出し ました。また、市議会の各会派にも同様のものを配布しました。 記者会見には、貴志代表も出席し、熱い想いを語っておられました。しかし、その仕事は相当負担だったみたいで、 数日後に入院となってしまい、今に至っています。 病の床に伏しながらも常に芸術のことを考えている貴志代表の姿に、本当に頭が下がる思いです。芸術の道を行く先 輩として、本当に尊敬しています。そして、必ず元気になってくださることを心から願っています。信じています。 どうぞ皆さまも貴志代表の復帰を待ってあげてくださいね。 そして、末筆ながら、皆さまもくれぐれもご自愛くださいますよう念じ上げます
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