神無月・神在月・雷無月(かみなしづき)など、旧暦10月は今年でいうと11月1日~11月30日
みたいです。「無」は「なし」の意味もありますが、連休助詞の「の」の意味もあるとのことです。
去る10月2日は、貴志カスケさんと麻谷さんのお二人の同じ命日ということにちなみ、会場のJARFO ART SQUARE(東山区古川町商店街内)には「鬼才二人展」として、お二人の遺作が並びました。いろいろな宗教の方がおられるからと、法要みたいなことは取り止めることになりましたので、こそっとお経を唱えておきました。声は見えませんが伝わる筈です。京都アートカウンシルも昔のようにホテルなどで故人を偲ぶという会は今は出来ませんが、思う気持ちは同じですので、
11月16日(土)18:00から高瀬川町家ぎゃらりーで貴志カスケ前代表を偲ぶ会を展覧会に合わせて行うことになりました。是非お越しください。
また 10月6日は、二条から南へ高瀬川をサウンドスケッチするという京都市立芸術大学の講座に参加しました。ナビゲーターは、川崎義博さんというサウンドアーティスト・京都市立芸大芸術資源研究センター特別研究員・音響彫刻・サウンドアーカイブスジャパン会長云々と、初めて聞くようなジャンルの方でした。高瀬川の歴史などの話を聞きながら、所々高瀬川の川音などを紙にイメージスケッチをするという、考えたら音を絵にするという初めての行為で、一瞬戸惑いましたが、絵描きとして何か描かないといけない、恥は描きたくないと。皆さん音を描けますか、やってみると目から入ってくるものを描こうとしてしまう、絵描きの性みたいなことを感じてしまいました。
いかに目に頼っている自分を感じてしまいました。目を閉じたら何も見えませんが、心で感じることはできる、しかしそれを紙に描こうとすると、また見える形に頼るという矛盾を感じる次第でした。
それは新鮮な感覚でした。皆さんもサウンドスケッチに挑戦しませんか。
そして新しい挑戦として、11月9日~11月17日までの京都高瀬川アートフェスティバルです。
普通展覧会は美術館や画廊の中での会場に見に来てもらいますが、作品が街中に出てアートに興味もない人にも見てもらえる展覧会です。我々絵描きは絵を描いて当然ですが、外で川中である条件をクリアするのにどうしたらいいか、あーでもないこーでもないと考えイメージすること、アート本来の作る楽しみ生む苦しみを感じて、やはり形を作っている今日この頃です。
また同時期の11月12日~11月17日に、京都アートカウンシル主催の高瀬川アートフェスティバル in町家ぎゃらり一展がありますのでご参加ください。
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